風俗情報ラブギャラリー / 埼玉県 / 西川口・蕨・戸田 / ファッションヘルス / メイドin西川口 (埼玉ハレ系) / 長閑 ひより / 長閑 ひよりの写メ日記一覧 / 【最終話】君とのあいだに置いたもの
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しれっと不定期更新になってしまった番外編ですが、これが最後になります( ω )
次回からは隔週金曜日の22時頃の
通常更新に戻ります( '' )
いつもの"ほのぼのラジオ"も
引き続きよろしくお願いします(*´∀`)
.*..*.
気まずいデートから数日が経った、ある日の夕方。
学校帰りに寄り道した喫茶店でサキと話をしている最中、ポケットに入れていたスマホが震えたので取り出して見ると、そこにはゆうすけさんからのメールが表示されていました。
[ 唐突にすみません。
ひよりさんに大事な話があります。 ]
”・・・・。”
思わず、スマホを見たまま一時停止する私。
「ひより? どした?」
固まった私を見たサキは、心配そうに言いました。
「・・・ゆうすけさん、大事な話があるんだって。
何だろうね(笑)」
私は視線を変えず、乾いた声でハハっと笑います。
それはサキに言ったのではなく、自分自身に問いかけるように言った独り言でした。
「・・・・。」
分からないなんて、嘘。
このメールに返信してしまったら、話が進んでしまうんでしょう?
こういう時にこそ、
鈍感だったら良かったのに。
何も知らない私だったら、良かったのに。
「ゆうすけさんは、
もう、私の事・・・好きじゃないんだと思う。」
「・・・この間のデートでそう思った?」
サキの問いかけに小さく頷いた私。
「今日はもうお腹いっぱいだから無理だけど、
明日、パフェ食べに行こ!
うちのおごりで!」
「急に何故(笑)
というか、ダメだよ。ここのパフェ高いし・・・。」
「いーの! うちが食べたいんだから!
ひよりはパフェ食べたくないの?」
「食べたいけどさ・・・食べるなら自分で払うよ。
それに、最近サキは私に付き合ってばっかりだったから、なんか申し訳無いし・・・。」
「・・・何それ? 申し訳ないって何?」
「えっ、それは、その・・・最近私がゆうすけさんの事でサキに頼ってばっかりだから・・・。
サキも色々他にやることあると思うし、
他の友達とも遊びたいんじゃないかなって・・・。」
「はぁ?
うちがひよりに気遣って手助けしてるとでも思ってんの?」
「まぁ、そういう事かなって・・・。」
「・・・・ムカつく。」
「えっ、今なn「ムカつくって言ったの!!
うちがひよりに気遣ってる?
ふざけんな!!
ひより・・・あんた、何様なんだよ!」
勢いよくテーブルを叩き、凄い剣幕で言ったサキに圧倒された私は、ただただ呆気に取られていました。
そして、私の何気ない一言が彼女を怒らせ、傷つけてしまったんだと気づきました。
「うちは、同情で手助けするほどお人好しじゃない!!
大事な親友が、初めて出来た好きな人の為に一生懸命になってる・・・だから協力したいって思ったの!
うちはひよりが好きだから、話を聞くことも手伝うことも苦じゃないって思うし、
むしろそうやってひよりが色々打ち明けてくれて嬉しいって思ってる。
それなのに、
ひよりにはうちが気遣ってるって思われてんの?
こんな・・・
こんな情けない事無いわ・・・。」
「・・・・・・。」
「ひよりが、逆の立場だったらどうしてた?
うちがひよりに恋愛相談してて、困ってるって言ったら?」
「私でも出来る事があれば、
何かしたいって思う!」
「でもそれが、気を遣ってやってるんじゃないかってうちに言われたら?
色々考えさせて、手伝わせてごめんねって謝られたら?」
”そんなの、凄く悲しい・・・。”
「・・・・ごめん、私、、、
さっきサキにめちゃくちゃ酷いこと言ってた・・・。」
「分かれば良いよ。
さっきは、あの頃のひよりに戻りかけてると思って焦ったわw」
「ホントごめんね。
サキの好意を踏みにじるところだった・・・。」
「あの頃のひよりだったらそのうち、うちが同情で友達やってるとか言いそうだもんね。」
「確かに・・・。」
「まさか、思ってる?」
「え!? 思ってない、思ってないよ!
純粋に、愛されてるなーってのが凄い伝わるし。」
サキは「調子に乗るなw」と言って、おしぼりを投げました。
「冷たっw」
「あははーw 少しは頭冷やせた?(笑)」
「物理的には冷えました(笑)
・・・サキ、いつも本当にありがとう。」
「そうだろそうだろーw
うちをもっと敬えーw( ̄▽ ̄)」
「はいはい(笑)」
「で、最初の話に戻るけど・・・彼に嫌いって言われたわけじゃないでしょ?」
「そうだけど・・・。」
「要は、ひよりがそう思ってるだけでしょ?」
「・・・じゃあ、何でゆうすけさんは私を避けるの?」
「知らない。うちが分かるわけ無いよ。
それは、本人じゃないと分からない。」
「・・・・。」
「彼の気持ちをひよりが分からないのと同じで、
ひよりが今考えてる事も彼には分からないよ?
言わなきゃ伝わるわけ無い。
エスパーじゃあるまいし。
相手の気持ちなんてさ、そう簡単に分かるもんじゃないから。
どれだけ一緒に居ても、
例え家族でもさ・・・相手の気持ちを言われなくても完璧に理解するなんて不可能に近いでしょ。」
「うん、そうだね・・・。」
「うちらだって、保育園から一緒だけど、さっきみたいに勘違いしてる事あるんだからさ。」
「私、この間のデートの帰りにゆうすけさんの事が分からないって気づいた瞬間、
どうしたら良いんだろうって凄い焦ったけど、、、
そっか。分からなくて当然なんだよね・・・。」
「このままで良いの?
自分の気持ちはちゃんと伝えないと、伝わらないよ?」
「・・・良くない。
私が今思ってる事、伝えたい。
そして、ゆうすけさんが思ってる事、考えてる事をちゃんと聞きたい。」
「じゃあ、今から行くよ!」
サキは突然立ち上がると、椅子に掛けてあった上着を羽織り、カバンを肩にかけました。
「えっ、行くってどこに?」
「駅!」
「へっ!? 直接会いに行くって事?」
「当たり前でしょ。
こんなの、直接会って話したほうが早いわ。」
そんなこんなで、サキの突然の思いつきにより、彼に会いに行く事になった私。
ゆうすけさんが会ってくれるか正直微妙なところではありましたが、会って直接話したいことがある旨をメールで伝えたところ、OKがもらえました。
─────駅前でサキと別れた私は電車に乗り、ゆうすけさんが住む市区町村へと向かいます。
”別に、これからゆうすけさんに言われるであろう[ 告白 ]を覆したいとか、
止めたいとか、無かった事にしたいとか、
そういうのじゃない。
そうじゃなくて、
楽しかった約6年間の[ 特別な時間 ]を、
たった数ヶ月の[ すれ違い ]で
終わらせたくない。
こんな結末は嫌だから。
自分を過小評価し過ぎる彼に、
”そうじゃないんだ”って事を気づかせてあげたい。”
───1時間ほどかけて最寄り駅に到着。
改札を出ると、そこにはゆうすけさんの姿がありました。
「お待たせしてしまって、そして夜分遅くにすみません。」
「いえ、大丈夫ですよ。」
そんなに長居するつもりも無かったので、駅構内の待合室に移動した私達。
二畳ほどの小さなスペースには古びた丸椅子が4脚ほど置いてあり、二人以外は誰も居ません。
私が一番端の丸椅子に座ると、ゆうすけさんはその2つ隣の丸椅子に座り、間の丸椅子には二人の荷物を置きました。
「あ、そうそう。
飲み物買って来たんですけど、お茶で良ければ飲みますか?」
「え? あ・・・はい。」
カバンからお茶を2本取り出すと、そのうちの1本を彼に渡しました。
「どうぞ」
「すみません。」
「いえいえ。」
お互いにお茶を一口飲んだところで、本題に入ります。
「わざわざここまで来てくれたのに、
こんな事を言ってしまい申し訳ないのですが、、、。
その・・・
俺達、前の関係に戻りませんか?」
「前の関係?」
「別にひよりさんを嫌いになったわけじゃないんです。
ですが、前の関係の頃の方が上手く行っていたと言いますか、
前の方が楽しめていたと思うんです。」
「・・・・嫌いになったわけじゃないんですね。」
「え?」
「・・・私、この間からゆうすけさんに嫌われていると思っていたので、少しホッとしました。」
「嫌うだなんてそんな・・・。
そんな事無いですよ!
むしろ、俺の方こそひよりさんに嫌われたと思ってました・・・。」
「え!?
いやいやいやいや、嫌うわけ無いじゃないですか!」
「ホントですか?
良かった、、、。」
「・・・今日、私がここに突然来たのは、
今の率直な気持ちを伝えたかった事と、
ゆうすけさんの考えてる事を聞きたくて来たんです。」
「そうなんですね・・・。」
「私、口下手で時々自分でも何言ってるのか分かんなくなるし、
話を簡潔に伝えるのが苦手だから長くなりそうですけど、、、聞いてくれますか?」
「もちろん。
むしろ、聞かせてください。」
「はい・・・分かりました。」
私はお茶を飲み、一呼吸置くと、今までの率直な気持ちを語り始めました。
「ゆうすけさんが私に告白してくれた日から、
ゆうすけさんと付き合えて凄く嬉しい気持ちと同時に、
恋人ってどういうものなのか、彼女って彼氏にどう接するべきなのか・・・
[ 普通の恋人 ]になれるように、色々考えて、考え過ぎた結果どうしたら良いのか分からなくなっていました。
今日はオムライスが上手に出来たとか、学校帰りに見た綺麗な夕焼けの写真を送ったり、
些細な嬉しいことや気づいた事をゆうすけさんに伝えて、
何気ない日常の話でもゆうすけさんは楽しそうに聞いてくれて、
今まではそういうのを普通に送ったり話していたけど、
友達の恋愛話を聞けば聞くほど、
これからはそういうの送っちゃいけないのかもしれないとか、
恋人ならもっと距離を近づけるのが普通なのに、私達は周りと全然違う事に焦りを感じていました。
だから、この間はゆうすけさんとの距離を近づける為に、
まずは隣に座ることから始めてみようって思ったんですけど、
でも、、、、
ゆうすけさんは、、、私を避けたように感じました・・・。」
「・・・・・。」
「帰りの電車の中で、私は悲しいような、寂しいような、空しいような、
色んな感情と考えが頭の中をグルグルしていました。
こんなに舞い上がってるのは実は自分だけで、
もしかしたらゆうすけさんはもう私を好きじゃないのかなって。
こうやって会っている事は、ゆうすけさんを困らせるだけで、迷惑じゃないかなって。」
脳内では、ゆうすけさんとの今までの思い出が走馬灯のように駆け巡っていました。
思い出せば思い出す程、
何とも言えない気持ちが込み上げてきます。
「私はただ・・・ゆうすけさんの隣を歩いて、隣に座って、そこで色んな話をして、
笑いあってる光景が普通になったら良いなって思ってました。
だけど、ゆうすけさんは隣を歩くどころか、
もう、私を見てくれなくなって・・・。
そんな事を考える私は凄く欲張りで、独りよがりだなって気づかされました。
こんな自分が、凄く嫌で嫌いだって思いました。」
「ひよりさん・・・・すみません。
俺は正直、ひよりさんがそういう風に考えていた事に気づけていませんでした。
俺がひよりさんを嫌いになるわけ無いです。
むしろ、ひよりさんに会えば会うほど・・・気持ちは大きくなっていました。
会う度にひよりさんは可愛くなってて、屈託の無い笑顔で俺に話しかけてくれるひよりさん。
重度の赤面症の俺は、そんなひよりさんを直視出来なくて・・・だから、極力ひよりさんを見ないようにしていたんです。
並んで歩くとか、隣に座るとか・・・そんなの考えただけでドキドキするような俺は、
不甲斐ない姿を晒す事になりそうだったから出来なくて・・・。
ひよりさんが俺の彼女なんだって意識すると、もう話す事だけで精一杯になっていきました。
だから自分が挙動不審にならないように、ひよりさんに嫌われないようにするには平常心でいなければならない。
その平常心を保つ為に俺がした言動は、
結果としてひよりさんを困らせ、
悲しませていたんですね・・・。」
「・・・私も、ゆうすけさんがそんな風に考えていた事、知りませんでした。
ずっと変な風に解釈して勝手に落ち込んで・・・ごめんなさい。」
「いやいや、俺の方こそすみません。」
「なんか・・・今日、直接こうやって会いに行ってお話出来て本当に良かったなって思います。
心の中にあった柵(しがらみ)がスッと解けたような感じがしました。」
「俺もです。
こんなのメールなんかで済ませるような話じゃないですね。
ひよりさんの気持ちを聞けて、勝手ながら凄く嬉しいというか、ホッとしました。」
「あと・・・もう少しだけお話しても良いですか?」
「もちろん。いくらでも聞きますよ。」
「・・・ゆうすけさんは、途中から私に謝ることが増えましたよね。
それは、数年前の私によく似ているなって思っていました。
私も、何でもかんでも口癖のように人に謝っていた時期がありました。
謝り癖がある人って自己評価が異様に低かったり、自分に自信が無い人に多いんだそうです。
私はまさにそのパターンでしたけど、ゆうすけさんもそう思いますか?」
「はい・・・そうかもしれません。」
「ほんの少しでも良いから、どうか自分を蔑むのはやめて、自分を大切にしてあげて下さい。
自分の事を褒めるのって難しいし、褒める事なんて無いって思うかもしれませんが、
少なくとも私はゆうすけさんに出会えて良かったなって思うし、感謝の気持ちでいっぱいです。
今までの私は、自分なんか女の子らしくないから、
可愛くなんかなれないって勝手に決め付けて、
ある意味逃げ道を作って生きてきました。
だけど、ゆうすけさんがキッカケで可愛くなりたいって、
その為に頑張ろうって思えるようになりました。」
時折、ズレたタイミングで顔を上げても、
すぐさま下を向きながらお互い会話していたのですが、
徐々に顔が上がっていくのが分かりました。
私は、体をゆうすけさんの方に向けて座り直します。
最後だもん。
ちゃんと、面と向かってお礼を言わなきゃ
「困った時助けてくれて、ありがとう。
あの時信じてくれてありがとう。
楽しい事を沢山教えてくれて、ありがとう。
可愛いって言ってくれて、ありがとう。
私が気づかなかった良い所を教えてくれて、
ありがとう。
出会ってくれて、ありがとう。
私を好きでいてくれて、ありがとう。
今まで、本当に、、、、
ありがとうございました。」
「ひよりさん・・・。」
ゆうすけさんはそう呟くと、すんと鼻をすすりました。
「少しだけ話すつもりが長くなっちゃいました(笑)
やっぱり、簡潔に話すのって難しいです」
「いやいや、むしろこんなに伝えてくれて嬉しいです・・・。
俺の方こそありがとうございます。」
「今度はお互いにありがとうございますの言い合いになってますね(笑)」
「ほんとだ(笑)」
「・・・あ、もうそろそろいい加減帰った方が良さそうですね。」
「ちょ、ちょっと待ってください。」
「?」
ゆうすけさんは徐に二人の間に置いてあったカバンを持ち上げ、空いた丸椅子に座りました。
「えっ・・・だ、大丈夫なんですか?」
オロオロしている私をよそに、ゆうすけさんは顔を真っ赤にしながら私を見つめます。
”凄い・・・顔どころか、耳とか首まで真っ赤になってる。”
「ひ、ひよりさん。その・・・手を握っても良いですか?」
「へっ?・・・あ、もちろん良いですよ。」
私が両手を差し出すと、ゆうすけさんはその手を挟むようにそっと握りました。
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「俺、これから頑張ります。」
「その意気です☆
ゆうすけさんならきっと大丈夫ですよ。」
そう言って、私は握られた手をギュッと握り返しました。
「おぉ・・・なんか、パワー貰った気がしますw」
「はい。私のへなちょこパワーを注入しときました(`・∀・´)」
「へなちょこってw ・・・相変わらずひよりさんは面白いですね。」
「そんな事ないですよΣ(゜Д゜)」
「よし・・・じゃあ、駅のホームまでお見送りします。」
「ありがとうございます。」
ゆうすけさんに見送られた私は、電車で来た道を引き返し家に帰りました。
─────ひよりとゆうすけさんは結局、
恋人同士の関係を終わりにしたものの、前の関係に戻る事もありませんでした。
進路がバラバラな事もあり、自然にフェードアウトした感じです。
このまま、あの関係をダラダラ続けるのはお互いが望むことでは無かったからです。
次の日の放課後は、
サキのおごりでパフェを食べに喫茶店へ。
そこで久しぶりに食べたパフェは、
いつもと変わらない美味しさでした────。
おわり
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